出雲 阿国
いずものおくに《いづものおくに》
生年不詳
没年不詳
◇安土桃山時代の阿国歌舞伎の創始者・歌舞伎芝居の祖。名は
国(クニ)。
もと出雲大社の巫女(ミコ)と称し一座を組織。1601(慶長 6)女
院御所で「ややこ踊り」を踊る。1603(慶長 8)京都北野神社・加
茂河原で念仏踊を興行し人気を集めた。この年、阿国の愛人の
名古屋山三郎が喧嘩で死亡。
1604(慶長 9)伊勢桑名に、1607(慶長12)江戸城中で興行。
その後消息を絶ち、1612(慶長17)北野に現れ、山三郎の亡霊
を登場させる構成で話題になる。のち再び消息を絶つ。
やがて全国の遊女がこれをまね、女歌舞伎の全盛を招いたが、
1629(寛永 6)禁止。
◆阿国忌[ 4.15]
(2)生没年不詳。出身地は不詳である。
(4)生年記載なし。没年は一六○七年(慶長一一)以後。
(6)生没年不詳。
(16)生年は1572(元亀 3)、没年不詳。
松江の鍛冶職中村三右衛門の女。
(17)生没年不詳。天正元年(一五七三)ごろに生まれ、……。
出自に関しても、(1)出雲(出雲大社の巫女あるいは大社の鍛
冶職の娘)、(2)大和興福寺に隷属する声聞師のアルキ巫女、(3)
京出雲路の幸神(サイノカミ)社に属する時衆の鑿打聖(カヌチヒジリ)の娘
などの説があるが定説はない。