三宅 石庵
みやけ せきあん
1665(霊元 5)
1730(享保15. 7.16)
◇江戸中期の儒学者(折衷学)。名は正名、字は実夫、通称は
新次郎、号は石庵、俳号は泉石。三宅観瀾(カンラン)の兄、春楼
の父。京都の人。
浅見絅斎(ケイサイ)に学ぶ。
一時観瀾とともに江戸に出て子弟に教えたが間もなく京都に
帰る。また讃岐で儒学を講じたが、4年後は大坂で子弟を教授
する。
中井甃庵(シュウアン)に請われて大坂尼崎坊に懐徳堂(カイトクドウ)を
建て初代学主となる。
朱子学に陸王の学を併せた自由な学風を立て、正体不明とい
う意味から鵺(ヌエ)学問と評される。書・和歌・俳諧にも長じる。
著書は少なく『論孟首章講義(ロンモウシュショウコウギ)』・『藤樹先
生書簡雑著』。