東洲斎 写楽
とうしゅうさい しゃらく《とうしうさい しやらく》
生年不詳
没年不詳
◇江戸後期の浮世絵師。
胸から上だけを描く「大首絵(オオクビエ)」の技法で役者絵などを
描く。作品は出版元蔦屋重三郎(ツタヤ・ジュウザブロウ)から売り出さ
れ、活躍期間は1794(寛政 6. 5.)から1795(寛政 7. 2.)までで、
出自など不詳。唯一『浮世絵類考』に「俗称は斎藤十郎兵衛、
八丁堀に住す、阿州侯の能役者也」とある。
海外に流出した作品がヨーロッパの印象派たちに影響を与え
る。日本では岡倉天心らにも評価が低かったが、明治末にドイ
ツ人クルトがミュンヘンで著した『写楽』によって真価が認め
られる。