甘粕 正彦
あまかす まさひこ
1891. 1.16(明治24)
1945. 8.18(昭和20)
◇陸軍憲兵大尉。山形県仙台市北三番町生れ。
1905(明治38)名古屋幼年学校入学。1910(明治43)陸軍士官学
校入学、1912(明治45)第24期生として卒業。1912.12.(大正元)
少尉に任官。1915(大正 4)陸軍戸山学校入学、ここで膝関節炎
症になり退役を願い出るが、勧められて憲兵になる。1918. 8.
(大正 7)朝鮮京畿道楊州憲兵分隊長。1920(大正 9)憲兵練習所
に入所、1921(大正10)卒業、大尉となり千葉県市川憲兵分隊長。
1922. 1.(大正11)東京市渋谷憲兵分隊長。1923. 8.27(大正12)
東京市麹町憲兵分隊長を兼任。1923(大正12)関東大震災での大
杉栄事件により軍法会議にかけられ、12月十年の刑を受けたが、
1927(昭和 2)三年で出獄。フランスに渡る。
のち、1929(昭和 4)満洲に渡り、満洲事変に加わり政界の黒
幕となる。1932(昭和 7)満洲国建国と同時に満洲国民政部警務
司長に就任。1934(昭和 9)甘粕の母志げの旧姓内藤から名付け
られた「内藤機関」を開設。1937(昭和12)協和会中央本部総務部
長。同年、満洲国建国の功により日本政府から勲四等旭日章、
満洲国政府から勲二等景雲章が授与。1939.11. 1(昭和14)満洲
映画協会の理事長に就任。敗戦とともに新京で服毒自殺。
(+)『甘粕大尉』中公文庫 昭和54年 5月10日初版
著者:角田房子