聖武 天皇

しょうむ てんのう《しやうむ てんわう》
701
756(天平勝宝 8. 5. 2)
◇第45代天皇。諱(イミナ)は首(オビト)、諡号(シゴウ)は天璽国押開
豊桜彦尊(アメシルシクニオシヒラキトヨサクラヒコ)、尊号は勝宝感神聖武皇帝(ショ
ウホウカンシンショウムコウテイ)、法名は勝満(ショウマン)。文武天皇の第一皇子、
母は藤原不比等(フヒト)の娘宮子(ミヤコ)夫人。
  707(慶雲 4)父文武が崩じ、首が幼少のため、父の生母阿閇
(アエ)皇女(草壁皇太子妃)が元明天皇として即位する。 714(和
銅 7)元服、皇太子となる。 715年、政務に疲れた元明は譲位
し、皇女氷高(ヒダカ)内親王を元正天皇に就け、首皇太子の成長
を待つ。 716(霊亀 2)不比等の三女安宿媛(アスカベヒメ)(光明子)
を皇太子妃とする。
  724(養老神亀元)元正が譲位し即位する。即位の直後、生母
を大夫人と称する勅を出すが、文武の皇后でも皇妃でなかった
ので、左大臣長屋王(ナガヤオウ)の奏言により撤回する。 729(神
亀 6)長屋王謀反の密告により、妻子とも自殺を命じる(長屋王
の変)。同年、皇族皇后の慣習を破り臣下の娘として初めて、
夫人光明子を皇后とする。
  740(天平12)皇后の甥藤原広嗣(ヒロツグ)が太宰府で挙兵し、
天皇は伊勢に脱出、のち山背(ヤマシロ)の恭仁(クニ)に到りここに遷
都する。 741(天平13)疫病と内乱に苦しんだ天皇は、仏の加護
を祈願して、諸国に国分寺・国分尼寺の建立の詔(ミコトノリ)を発
する。
 近江の紫香楽(シガラキ)に離宮を営み、 743(天平15)この地に
大仏造立することを詔する。 744(天平16)難波(ナニワ)を皇都と
定めるが、依然天皇は紫香楽に滞在する。
  745(天平17)平城に戻り大仏鋳造がこの地で再開、渡金の黄
金の不足が心配される。 749(天平21)陸奥から黄金が献上され、
天皇はこれを祝い、天平感宝元と改元する。同年、孝謙天皇に
譲位、太上天皇となる。
  752(天平勝宝 4)奈良東大寺の大仏が完成、開眼供養会(カイゲ
ンクヨウエ)が催される。
 遣唐使を二度派遣し唐の文化を取り入れ、天平文化が頂点に
達するが、遷都や大仏鋳造などで国家財政は乱れた。
 即位: 724(神亀元. 2. 4)、退位: 749(天平勝宝元. 7. 2)。
(*) 701[文武 5](大宝元)、 715(和銅 8

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