大蔵 永常
おおくら ながつね《おほくら ながつね》
1768(明和 5)
没年不詳
◇江戸末期の農学者。俗称は亀太夫・徳兵衛・喜内・喜太夫、
字は孟純、号は亀翁。豊後国(大分県)日田郡生れ。
各地を遍歴し、その土地の特色ある工業技術などを見聞し平
明な農業指導書に著す。1834(天保 5)渡辺崋山の推薦で三河国
田原藩の興産方(殖産係)。1842(天保13)遠江国浜松藩水野忠邦
に嘱望されて興産方。
大坂で没したという。
著書は『広益国産考』・『農家益』・『除蝗録(ジョコウロク)』・
『農具便利論』など。
◎水田耕作にだけ目が向けられている中で、櫨(ハゼ)・サトウ
キビ・甘藷の栽培、製蝋・製糖などの技術の改良・普及など商
品生産による農業改善を主張。